【ワイルドファイター】ヨハンのプロフィール【ワイファイ/ブラサバ/エタリタ/エターナルリターン】

名前

ハン・ジョンミン

コード番号

21M-RFT47

国家

韓国

年齢

30

職業

司祭

身体(身長)

174cm

 

・詳細情報

いかなる状況でも、全てを信じ続ける司祭。

 

頑固で、どんなことにおいても原則を守ろうとする。気難しい性格であるため近寄りがたい。怒ると十字を切る癖があるので、彼が十字を切ると教会には緊張が走る。

 

自分の信念を貫徹することによって能力が発揮するタイプで自分の信念と関わりのある道具を手にすると、強力な力を発揮することができる。そのため第三者が目から見ると、あたかも神が戦っているような感じがする。

 

基本的には何事にも揺さぶられることのない精神力を持っているが、そうにも関わらず彼を揺さぶるものがある。子どもたち、青少年、ワイン、それから自分が憧れていた存在。

 

 

・ルミアのレポート

気性が激しい司祭です。気難しい性格で、一度言ったことは最後まで貫徹する、有言実行タイプです。正直に言えば、周囲の人間に口出しせずには言われないタイプとでも言えましょうか。21M-RFT47(ヨハン)はほぼ全ての人に、説教をおこなっていました。言葉遣いこそ柔らかいのですが、その声には棘がありました。神学校でつっけんどんな性格を直すために努力したそうですが、今もよく、他の人と喧嘩になりがちです。他人とはほとんどトラブルを起こすことのない17M-RFT31(雪)ともやり合うくらいですから、相当なものです。

 

それでも、子どもたちだけにはできるだけ、寛容な態度を示そうと努力しています。ただし、20MRFT45(ビアンカ)に会った時、その原則は危うく破られそうになりました。彼女は、司祭である彼のところに行き、吸血鬼の自分に救魔の儀式をやってほしいとせがみました。21M-RFT47(ヨハン)はいらいらする気持ちを我慢しながら、彼女に自分は救魔司祭ではないから、救魔の儀式はできないと言いました。しかし、幼い吸血鬼はしつこかったのです。結局、彼は自分が持っていた水稲入っていた水を清めた後、それを聖水と称して彼女に振りまくという儀式をしてやりました。ところで不思議なことに、聖水を浴びた20M-RFT45(ビアンカ)が痛みを訴えたのです。聖水の成分を調べてみたのですが、それはただの水でした。

 

そういえば、21M-RFT47(ヨハン)が聖歌を歌うと、理性を失っていた実験体たちが安定を取り戻すという出来事が何回かありました。初めのうちは21M-RFT47(ヨハン)のVF特性だと考えていました。しかしデータを分析した結果、この現象はVF反応によるものではないという事実が導出されました。神聖力なるものが、本当に存在するのでしょうか?

 

 

・アグライアのファイル

ヨハン司祭、つまり、ハン・ジョンミンは、貧困と虐待という逆境に耐えながらも、よい成績を維持し、宗教生活を並行し司祭になったほどなので、トラウマにも強いです。しかし、そんな彼にも克服できない難しい問題がありました。それは、ソウルメイトだった「オ・チャンミ」の死です。彼女は、鹿嶽がハン・ジョンミンに与えられなかった愛情と関心を施してくれました。そんなソウルメイトが放火事件に巻き込まれ命を落としてからは、彼は、何日もの間、食べる物も飲み物も喉が通らなくなり、眠ることもできなくなってしまいました。

それほど、喪失感と悲しみが大きかったのでしょう。彼は、ソウルメイトを死なせた犯人が自分の前で告解の儀を行ったとき、初めて、人を殺したいという衝動を感じたのです。体が震えそうなくらい辛かったのですが、なんとか怒りを抑えつつ、告解の儀を終わらせたのでした。彼にとってソウルメイトの死は、未だに大きなトラウマであるようです。

 

自分のように、親によって困難を経験した青少年たちを放っておけないのです。新興宗教の問題に対して解決のために立ち上がったのも、「新興宗教にはまってしまった親の元で苦しんでいる子どもたちを無視できないから」でした。ジョンミンは、信徒たちにたくさんのお布施を要求する新興宗教に対する対策を打ち立て、主任神父が反対する中、一人、調査をおこないました。彼はそやって収集した資料を整理しながら、メディアに送りつけ世の中の人の目に晒そうとしました。自分の命に危険が及びうる状況もありましたが、屈服することはありませんでした。ジョンミンは新興宗教問題で、苦しんでいる子どもたちを、自分自身の恵まれなかった少年時代に重ねました。当時のことが本当につらかったせいか、意識的にも無意識的にも今にも影響を及ぼしています。

 

 

・エレボスのデータ

司祭というイメージとは異なり、お酒を嗜むと聞いていましたが、ここまでとは知りませんでした。一気飲み勝負をしたことがあるんですが、誰も彼には勝てなかったですからね。私の目からすると…。ダイリンでしたっけ?ダイリンよりも酒量が多そうです。司祭がそんなにたくさんお酒を飲んでいいのかと聞いたことがあるんですが、「酔っぱらわなかったら大丈夫です」と言っていて、あきれちゃって…。次の日、みんなが二日酔いで苦しんでいる中、悠々とコーヒーを飲みながら朝ごはんの準備をしていた姿を見て、みんな仰天したものです。本当の強敵が現れたと。

 

任務においても、個人生活でもそうなんですが、自己管理が徹底しているという印象を受けました。体調が優れない時でも午前5時には起きて、自分の部屋や持ち物の整理整頓を心掛けているようでした。かつては軍隊で生活していたそうですが、あたかもそんな感じでした。

 

精神的につらいことが起きても、そのことでかき乱したりはしません。初めのうちは、彼が冷たい人間だからこそ精神的にブレないのかと思っていました。後で知ったことなんですが、一人、お祈りをしながら、なんとか負の感情を克服していたそうです。最近は、他の人の悩みを聞く時間を設けているそうです。知れば知るほど、素晴らしい人です。

 

今の仕事が片付いたら、司祭の仕事を辞めるそうですが、本当にもったいないことだと思います。その決定が、理解できないわけじゃないですが。

 

 

・個人の記録

彼の茨の道は、これで終わったわけではありませんでした。人間の傲慢さによって歪んでしまった自分の肉体を元に戻せなければ、この苦痛を終わらせることができないような気がします。この苦痛が片付いたら、私は司祭の仕事を辞め、また一人の信徒に戻り、恵まれない人たちのために奉仕する、そんな人生を歩みたいのです。司祭になるための努力は並大抵のものではありませんでしたが、私が過去に犯したことは、司祭としては不適切です。私は、自分が犯した罪に責任を持ち、懺悔しなくてはなりません。私の未来を応援してくれている方がたくさんいらっしゃっているのは分かりますが、この点については本当に申し訳ございません。

 

実際、たくさんの葛藤がありました。ラファエル神父が告解の儀を行った時彼が犯してきた罪を言うべきか、言わないべきかということについてです。司祭の仕事を失うのも怖かったのですが、彼が言っていることを聞くのもまた、耐えられませんでした。信じたくなかったんです。だから、無視したんです。知らないふりをしたんです。そうしたら、ある考えが一つ、思い浮かんできたんです。あなただったら、一体、どうしていたのでしょうか。尊敬していた人物の犯罪を知った時、真実から目を背けなかったあなたのことが思い浮かんだんです。結局、その時の行動のために、あなたは日の中に倒れてはしまいましたが、死ぬ瞬間、後悔はなかったかもしれませんね。だから、私も後悔しないように、あなたと同じ選択をしたんです。いつか会えたら、褒めてくれるでしょうか。

 

全てのことが片付いたら、あなたが眠っているところまでうかがいたいと思います。あなたの大好きだったワインも用意しておきますね。今日はずいぶん、会いたいという気持ちが募りますね。では、これで。

 

あなたの弟子、ジョンミンより。