【ワイルドファイター】アイソルのプロフィール【ワイファイ/ブラサバ/エタリタ/エターナルリターン】

名前

アイソル

コード番号

15M-RFT16

国家

ブラジル

年齢

16

職業

ゲリラ

身体(身長)

164cm

 

・詳細情報

幼い頃、テロリストになった。幼少期から戦闘に慣れていたため、常に理性を保ち、冷徹でいられる。目標を達成するためなら、方法をいとわない。また、他人との必要以上の交流も避ける。彼の究極的な目標は、監獄の囚われの身になっていると彼が思い込んでいる「フランシスコ」を救出することである。同じ孤児院の出身で、本当の兄のように慕っていた彼のことを救出することが、アイソルにとっては一種の贖罪であった。それはつまり、他の孤児院の友人たちを助けられなかったことに対する贖罪。家族のように親しくしていた友人たちが、一人、また一人と死んでいく中、彼の人生は地獄へと豹変した。戦場での愚かで、感情的な判断は、直ちに最悪な結果をもたらした。その当時を思い出す度に、時間を巻き戻したいとは思うものの…。彼は、知っていた。時間は巻き戻せないということを。かつて人に利用された経験もあって、疑心暗鬼で、人をなかなか信じない性格ではあるが、時々、幼かったころの純真さを見せてくれる。

 

 

・ルミアのレポート

15M-RFT16(アイソル)にとって、生存ゲームがおこなわれているルミア島での生活も、自分のことを追い詰めてくるMOKでの生活も、厳しいことには変わらないでしょう。一瞬の判断が生死を分ける結果に帰結するという環境という点では、どちらも同じはずですからね。そのためか、15M-RFT16(アイソル)は実験体の中でも、島の環境にはすぐに適応した方です。生存力も戦闘力も優秀で、同盟においてはリーダー的な役割を務めることもよくあります。15M-RFT16(アイソル)が他の同盟と戦う時、一瞬の判断で陣形を築き上げ、陣頭指揮する姿からして、統率力も並大抵のものではありません。問題は、彼が必要以上に冷淡なせいで、同盟内で衝突がしばしば起こるということです。15M-RFT16(アイソル)は、優柔不断で仲間たちとの和を重視する実験体たちとはよく揉めていました。時に、感情に振り回されて失敗することが多い14M-RFT04(ヒョヌ)には、殺すんじゃないかという勢いで食って掛かったこともあります。彼が言うには、のろのろして、はっきりしない奴らが嫌いだからだそうですが、我々の方では、自己嫌悪に起因する行動のようであるという仮説を立てています。島の外にいた時の彼の失敗から察するに…。あたかも、過去の自分に対して腹を立てるかのごとく、怒り散らしているように見えます。15M-RFT16(アイソル)は過去のことなんかもう顧みないとは口では言っていますが、実際は正反対のように見えますね。

 

 

・アグライアのファイル

生後2か月の時、スラム街の孤児院に捨てられたマルセロは、12歳の時までそこで生活をしていました。宗教財団によって運営されていた孤児院でしたが、さまざまな不運が重なり、子どもたちは恵まれた暮らしはできませんでした。しかしマルセロは、孤児院で過ごしていた時が一番、幸せでした。みんなと、一個のお菓子を分け合ったり、聖歌を歌ったりして、平和でしたから。しかし、そんな夢のような時間は、口達者な大人たちの洗脳で壊されてしまいました。孤児院の子どもたちのリーダー格だったフランシスコは、カルロスという人物を通じ、武装団体「MOK」のことを知りました。巧みな言葉遣いに惑わされ、彼はその武装団体に加入してしまいました。そしてその団体は、彼に孤児院の子たち全員が加入させることを指示しました。孤児院の子どもたちの中でも賢かったイザベラ、18M-RFT37(ロッジ)はMOKへの入団に否定的な立場をとっていました。彼女はずっと入団に反対し続け、フランシスコに脱退するよう説得に当たりましたが、力不足でした。反面、マルセロはフランシスコを本当の兄のように慕っていたため、MOKの思想にも同調し、自ら、孤児院の他のこともたちも入団するよう、説得に回りました。結局、みんながMOKの思想に染まったため、18M-RFT37(ロッジ)は孤独を感じましたが、彼女も最終的には、彼らと行動を共にすることに決めました。マルセロはすぐに、やがて自分の行動を後悔することになったのですが。なぜならMOKでは、彼らを弾避けとして使うつもりでしたからね。血を流しながら倒れていく友人たちを目にし、マルセロの感情は徐々に摩耗していきました。自分のせいでイザベラが死んだという知らせを耳にした時には、本当に大きな衝撃を受け、しばらくの間、何も食べられなくなりました。マルセロは、孤児院の生き残りは「フランシスコ」しかいないと思っています。そして、彼のことをどうにか救出することしか考えていません。しかし…。フランシスコの方が、そうでもなさそうです。マルセロのことを助けてあげたいと思っている人は、他の人のようです。皮肉なものです。世の中、うまく行かないものです。

 

 

・エレボスのデータ

ん、あのガキがそう言ってるのか?大人ぶってるだけで、まだガキだったな。任務では経験豊富なふりをしてカッコつけてはいるものの、お菓子やチョコレートを目にした時の目の輝きと言ったら…。まだ、お菓子が好きな年齢だってことさ。お菓子をあげると、カッコつけてるのか、嫌いなふりなんかしてたが…。裏では全部、食べてたんだよな。ハハハッ!そういえばこの前、アイスクリームをおごってやった時は、カッコつけるのも忘れて「ありがとう」だってよ!もちろん…。アイスクリームを食べたたらうっかりこぼしそうになってたな…。その姿を見られたら可哀そうだと思って、口笛を吹きながら、その場から離れてやったけどさ。ったく。純真な子どもたちを利用する奴らはみんな、天罰を受けるべきだよな。ん?老化が停止した状態で、実年齢はもう成人だって?だから、何なんだよ。時間が止まってるってことは、子供のままなんだよ。また時間が動き出さないと、大人にはなれないんだよ。はあ、家に置いてきたやつのことが思い浮かぶのか、助けてあげたくなっちゃうな。これが、ジジイになったってことか。

 

 

・個人の記録

フランシスコ兄さん…。数日前、兄さんのこと、記事で詠んだよ。監獄暮らしを終えて、元気に暮らしてるみたいでね。よかった。兄さんだけでも、元気みたいで…。出所できたのは、あの白いガウンを来た(※1)奴らのおかげだったのか、それとも、他の人のおかげだったのか…。もしかしたら、ただ、長い年月が経っただけだからかもしれないけど…。正直…。無視してくれればよかったんだ。それでよかった。僕に会いに来てくれなくても、恨みはしないから。そもそも、僕のことを助けようとした結果、監獄行きになったんだから…。僕にはそんな権利、無いよね。身の程知らずかもしれないが、顔くらいは見られたらいいな…。いや、でも、僕の顔を見せるのはちょっと怖いな…。顔といえば…。島でもそうだし、ここでもそうなんだけど…。どことなくイザベラに似た人が、僕の周りに時折、現れている気がするんだ。もちろん、あの優しかったイザベラとは全然、違うんだけど…。顔も半分は隠してて…。でも、時々、こう思うんだ。本当のイザベラだったらいいなって…。まあ、ガキみたいな考えだよな。そういえば、アイスクリーム、食べてみた?僕、この前、初めて食べたんだけどおいしかったよ。みんな、あれだけ食べたがっていたのに、結局食べられたのは僕だけ…。妙な気分だよ…。長々とごめん。返事はしなくてもいいから。とにかく、元気でいてね。じゃあ、また。 - マルセロより -

 

 

※1……原文ママ

※2……アイソルの普段の1人称は「俺」