【ワイルドファイター】ダイリンのプロフィール【ワイファイ/ブラサバ/エタリタ/エターナルリターン】

名前

ダイリン

コード番号

16M-RFT20

国家

中国

年齢

26

職業

無職

身体(身長)

165cm

 

・詳細情報

何事にもやる気が出ない酒飲み。酒にしか関心がない。酒とつまみ、それから寝る場所さえあれば満足できる。酔っぱらってその場で寝てしまうことが多々あるので「乞食」と呼ばれている。普段は無気力であるが、酒に酔うと優れた武力の実力を披露してくれることがある。主に相手の攻撃を自然にかわし、相手の隙をつくというスタイルで戦う。主に足を使ったスキルの威力が絶大だという。その武術の実力はみんなの羨望の的ではあるが、本人はあまり武術が好きではないようだ。

 

 

・ルミアのレポート

16M-RFT20(ダイリン)は、ルミア島内でも常に無気力そうな姿を見せていたと言われています。彼女はお酒以外に、興味を示さなかったんです。戦闘能力は高かったし、パニックに陥ることない安心感もあって、仲間にしようとする実験体も多かったんですが、何もかもをめんどくさがる酒飲みを連れて移動することは簡単なことではありませんでした。

 

普段は、14M-RFT09(シウカイ)が作った料理を酒の肴にし、飲み友達ができたら一緒に飲んで…。酒のつまみも飲み友達も見つからなかったら、すきっ腹にアルコールを入れ、そのまま横たわっているのが彼女の生活パターンでした。

 

かつて、16M-RFT22(ハート)と17M-RFT31(雪)が彼女の意欲を引き上げてくれたこともあったんです。しかし、この3人から成立した同盟は、生存ゲームにおける勝利を目標にすることはありませんでした。16M-RFT22(ハート)の公演のため、邪魔してくる実験体たちを倒した後、公演という目的を達成した3人の実験体は、仲良く自決しました。

 

つまり要約すると、お酒以外には関心が無く、時には理に適わない行動をとる実験体だったんです。

 

 

・アグライアのファイル

ダイリンは、由緒正しい武術家一家の後継者でした。しかし彼女は武術を嫌うどころか、自分が武術を使いこなせるという事実をすら嫌悪していたんです。さらには一家に代々受け継がれてきた書籍である武功秘籍はもちろん、由緒正しい判子もそっくりそのまま売り払ってしましました。

 

これほどまでに武術を嫌悪するようになった背景には、武術の修行以外のことには関心の無かった家族の存在があります。武術以外のことは全てなおざりにされていました。

 

人生を武術の鍛錬しか考えていなかった彼女の両親は自分の娘を「後継者」「継承者」程度としか思っておらず、まだハイハイしかできない赤ちゃんの頃から武術の訓練をさせていたそうです。しかし、武術のことしか目になかったダイリンの両親は、病気、それから事故によって相次いで亡くなりました。その後、ダイリンの面倒は彼女のおじが見ることにはなりましたが、彼もまた武術修行にしか目が無いタイプの人間で、結局、ダイリンはネグレクトされてしまったのです。

 

自分の周りには誰もいない。そういう状況で彼女が頼ったのが、酒でした。武術修行の邪魔になるからと他の家族は決して口にすることなかった酒を飲みながら、自暴自棄になること、それが家族にできる復讐の一つだったのでしょうか。

 

 

・エレボスのデータ

定期的に酒さえ与えておけば、問題行動は起こしそうにもありません。あたかも会社員のように任務にあたっていますね。他の要員たちとは喧嘩も無く円滑な関係を築いています。他のルミア出身者と比べて、アグライアに対してもこれといった思い入れも無さそうに見えます。自分の人生を面倒なものにしてくれた変な団体という程度にしか考えていないようです。我々のことを、仕事を与え、衣食住、それから酒を提供してくれる…そんな団体だと思っているようです。ある意味、無難なケースとも言えますね。あまり心配する必要もないでしょう。

 

まあ、だからといって、注意するに越したことはありませんが。彼女に必要以上の指摘は禁物です。つまり彼女を叱るなってことですか?はい。任務以外の生活態度について何らかの指摘をすることは、あまり良い結果をもたらさないでしょう。ですから、生活面で厳格で細かいことを指摘する要員たちと一緒に任務に当たらせないよう、注意する必要があるでしょう。

 

 

・個人の記録

はあ、あいつもこいつも、どうして一人にしてくれないの。私、別にがんばりたくないのよ。まあ、今のここは…。つまり、エレボスというところは、任務がない時は自由にさせてくれるからいいけどね。お酒を買うためのお小遣いもくれるしね。

 

分からないこと、面倒なことだらけではあるけれども、以前住んでいた世界には戻りたくないし。家族も友達もいなければ、記憶も無いのに…。無理して変える必要なんかないじゃん?

 

だから、元の体に戻してくれるって約束されても、ピンと来ないんだよね。自分の体がどうであったとしても、やっぱり自分の人生はあんまり変わらないような気がしてさ。

 

ああ…。やつらは自分が、こんなにも強くなったのを見て、喜んでるのかしらね?ついに我々の武術が完成したって、喜んでるかもしれない。そう思うと、なんか、元の体に戻りたいような気もする。自分の人生を諦めるな。人生の意味を探し続けるんだって、誰かさんにはよく言われてたしなさらには(※1)、自分のことを大切にしろってね。みんな、酒を飲まないから、くだらないことを考えちゃうんだろうね。

 

今日は、何の酒を飲もうかな。

 

※1…原文ママ