【ワイルドファイター】エヴァのプロフィール【ワイファイ/ブラサバ/エタリタ/エターナルリターン】

名前

ウェンディー・チョン

コード番号

02M-RF42

国家

米国

年齢

17

職業

高校生

身体(身長)

164cm

 

・詳細情報

言葉をかけても朗らかに笑ってくれるだけ。自分の内面を晒そうとはしない。そんな彼女の姿からは、神秘的なオーラが感じられる。

 

彼女の正体はDr.エルシャがひたむきに隠してきた存在。もともと、ルミア島の第1回実験に参加する予定であったが、少しでも早く実験の結果を目にしたくてエルシャが公式的な実験の前に、極秘裏に引き抜いてきた。一番最初に覚醒した実験体という意味で「エヴァ」という名で呼ばれるようになってから、彼女の人生は不幸へと転落し始めた。

 

常に明るい笑顔で周囲を励まし続けてきた彼女は、自分では抱えきれない力を移植されてから、ひたすらその力を制御するために耐え続ける存在となってしまった。遠くにあるものを動かしたり破壊したり、身体能力を強化することができた。紫色に輝くエネルギーそのものを放出することもできる彼女は、数年間の努力によってその力を制御する方法を学習したものの、時々、感情の揺れがあると、力を制御できなくなることがあった。

 

現在、能力の使用による副作用として、嗅覚、味覚、痛覚が鈍くなっている。

 

 

・ルミアのレポート

02M-RF42(エヴァ)は自分の力を使うことに対し、抵抗を覚えているように見えます。自分自身が危険に晒された状態では仕方なく、本人の力を使用して対処するものの、基本的には争いごとを避けようとします。もともと争いごとが好きな性格ではなかったのもありますが、根本的には自分の力を他人に見られてしまうことに対する拒否感場があるようです。

 

そのため、好戦的な実験体たちとは性格が合いません。特に戦うことに人生の意義を感じていた14M-RFT44(エキオン)とは最後まで、お互いを理解することはありませんでした。彼が戦おうとするのを、彼女が必死にとめようとする。そういう状況が幾度となく見られました。

 

02M-RF42(エヴァ)は好戦的な実験体とは合わないのはもちろんですが、生存戦略において冷静さを失うことのない実験体たちとも性格が合いませんでした。怪我をした仲間を置き去りにしようとした18M-RFT37(ロッジ)とは大喧嘩をしたこともあります。争いごとを好まない彼女がはっきりと敵意を剥き出しにして戦闘態勢に入ることは極めてまれなことです。きっと18M-RFT37(ロッジ)は、彼女のトラウマを刺激したのでしょう。

 

そんな性格であるため、普段から実験に消極的な彼女の場合、彼女の友人について言及することでその意欲を刺激する必要がありました。

 

 

・アグライアのファイル

エヴァ、いや、ウェンディーはアメリカの宣教師の一家に生まれたのですが、ある日、発現してしまったVFのせいで家族の元を去らなくてはならなくなりました。

 

彼女の能力によって周囲の人間はよく怪我をせざるを得ませんでした。そのため、悪い評判が立ち、家族に挨拶もできないまま家を出たんです。本当は、能力が発現してすぐ、Dr.エルシャはウェンディーを生け捕りにすることには成功したんです。しかし、生け捕りにされたウェンディーは全ての実験を全て拒否し、激しく抵抗したため、それを見たエルシャは彼女のことを放置することにしたんです。すでに元の生活を送れなくなった彼女が現実を把握できるよう、わざと家族の元に返したんですね。結局、予想通り、現実を把握したウェンディーはまたDr.エルシャのところに戻ってこざるを得ませんでした。

 

それからウェンディーは「エヴァ」という名前を得て、17年間、Dr.エルシャの隠された個人実験体として生きていました。彼女は実験に参加する以外にも、Dr.エルシャの命令通り、任務を遂行する必要がありました。

 

2018年3月、エルシャから1年間、ソウルで平穏な高校生活を送れとの指示を受けた彼女は学校でヨンビンという友人と出会い、一見、充実した学校生活を送り始めたように見えました。しかし、平穏な生活は長くは続かなかったんです。友人を助けるために無意識的に使われていたVFが友人を怪物「スキラー」にしてしまったんです。

 

ウェンディーにとってVFは罪悪感の根源であり、人生における呪いなのです。ですから、その能力を制御するために、誰よりも努力することでしょう。この点を利用すれば、彼女をうまく活用できそうですよね?

 

 

・エレボスのデータ

私の知っている範囲では、実験体として生きていた機関が一番長い実験体と聞いています。ある意味、アグライアに一番の恨みを抱いている実験体なのですが、任務においてはやるべきことをきちんと遂行していました。むしろ、他の人たちを心配してくれる、優しい生活(※1)の持ち主です。いつも柔らかい笑みを浮かべながら親切に接してくれるから、彼女を嫌う人なんていませんよ。

 

しかし…。何と言いましょうか?私たちのことを完全に信用してくれている感じはしませんね。任務中、雑談をすることもあるのですが、それでも、自分のことについてはあんまり語ってくれませんでした。自分の考えていることや、気持ちについても教えてくれません。なぜだかは分かりませんね。我々に不満があるのに、口に出せないのだろうかと思うこともあります。何しろ秘密の多い人物ですから、不安になりますね。

 

もしかしたら、アグライアのところに戻るかもしれませんね?人の気持ちなんて想像つきませんから。突然、慣れ親しんだ地獄の方に戻りたくなることもあるでしょう。

 

※1……原文ママ

 

 

・個人の記録

平穏な生活を送るということ。あまりにも切羽詰まった感情であったため「元に戻してやる」という言葉を聞けば、それに従うしかありませんでした。しかし、Dr.エルシャもアグライアも結局、私の体、私の人生を元に戻してくれませんでした。

ただ、私の力を利用したかったんでしょう。

 

実際、私が今、属している組織…。エレボスも、「じきに全てを戻してやる」とは口にするものの…。まだ、信じられませんね。私が、Dr.エルシャの個人実験体だった時も同じことを聞かされていましたから。エレボス創設者たちの…出身。その情報が事実だと分かった時私はエレボスに対してどういう感情を抱けばいいのか分かりません。

 

しかし、今は私ができることはあまりありません。目の前に与えられた希望と可能性を信じるために、努力するしかありませんね。本当に「エクリス」という薬品が完成して、みんなが自由になったらいいな、と思います。

 

全てが解決して、元の体に戻れたら…。家族に…。連絡してもいいですか…?私がそんなことをいう資格があるか分かりませんが。それと…。ヨンビンとの約束も守らないと…。ヨンビンは…。元気でしょうか。

 

あ、それとヒョヌは本当に記憶を失ってしまったのか…。もし失っていたとしたら、その事実を教えてあげるべきなのか…。時間が経てば経つほど悩みが増えますね。