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名前 |
南 莉央 |
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コード番号 |
19M-RFT41 |
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国家 |
日本 |
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年齢 |
18 |
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職業 |
高校生 |
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身体(身長) |
166cm |
・詳細情報
冷徹そうな見た目で、話す時ははっきりとした物言いをする高校生。美しい姿勢で、驚異的な命中率をたたき出す弓道部のエース。
たまたま、クラスの友人が忘れていったかばんを持って行ってあげようと弓道場に立ち寄った時、友人が弓道にはげんでいる様子を見て感銘を受け、弓道の道に入ってから、1年も経たないうちに頭角を現した。
その不愛想な様子からみんなに「実力はあるが、傲慢だ」と思われがちだが、傲慢というよりは、対人コミュニケーションが苦手なだけで、誤解である。どちらかと言えば、他の人たちとよい関係を築きたかったのが、うまく行かず悩む方だ。冷徹そうに見えるが、そのイメージとは異なり、かわいいものが好きで、自分が好きな分野について語る時は興奮しがちな高校生だ。
・ルミアのレポート
19M-RFT41(莉央)の特筆すべき点は、緻密な計画性と、落ち着いた態度です。戦闘でも計画通りに作戦を遂行し、失敗することはありませんでしたからね。周りが騒々しくても目標を決して逃さない、優れた集中力も称賛に値します。
しかし、自分が想定していなかった突発的な事態が発生すると、固まってしまうタイプでもあります。つまり、臨機応変さには欠けるということです。ルミア島では時々、理性を失い無分別的な攻撃を繰り返す実験体が出現するのですが、そのような状況で彼女はよく、動きを止めてしまいました。
臨機応変さも欠けていますが、相手の言葉を額面通りに受け取りすぎるというところも難点です。言外の意味をよくキャッチできないので、よく、周りの人を困らせていましたね。他人の感情や心理を把握できないので、彼女には直接的な言い方を心掛ける必要がありそうです。コミュニケーション能力が無いんでしょうかね。
臨機応変さに欠けるのも、それと何か関係があるのかもしれません。
・アグライアのファイル
莉央の人生において一番、重要な人物を一人あげるとすれば、最高の親友でありまた、弓道のライバルでもあった「タナカ・チヨ」をあげられるでしょうね。そもそも莉央が弓道を始めたきっかけも、チヨでしたしね。
不愛想で、素っ気ない莉央と、社交性が高く活発なチヨは一見、共通点が無さそうに得ますが、弓道が好きだという点、かわいいもの好きだという点、それから、両親が忙しく、鍵っ子だったという共通点にお互い気づいてからは急速に接近したんです。いつしかからはお互い、他の人にはできないような自分の内面の話なんかもするようになって、傍から見るといわゆるソウルメイトのような存在でした。
お互い、弓道に邁進し、友情と夢をはぐくんでいた。しかし、あるできごとをきっかけに彼女たちの友情には亀裂が入りました。皮肉にも、彼らのことを結んだ弓道がきっかけでした。先に弓道の道に入り実力を上げていったのはチヨでしたが、生まれ持った才能と努力によっていつの間にか莉央は、友人の実力を超えていったのでした。劣等感と嫉妬心が、チヨを苦しめたんです。また人間の感情を読むのが苦手だった莉央は、自分の友人を慰めることもできず、むしろ、誤解の原因になることばかりを言ってしまいました。
莉央が大会に出場した時、チヨは莉央が使っていた弓の弦に細工をしたんです。大会の準決勝で莉央が矢を放とうとしたとき、弦がばちっと切れてしまいました。このことをきっかけに二人はけんか別れしちゃったんですね。
それから莉央は、大会前には必ず弓、弦、矢、手袋などの状態を過剰にチェックする癖がついてしまいました。しかし、一緒に弓道の道を邁進していた友人と喧嘩別れをしたため、弓道の楽しみも以前ほどではなくなってしまいました。とはいえ、二人は今も、お互いのことを心配し、かつて一緒に弓道に励んでいた時のことを懐かしんでいます。我々はこの点を利用し、莉央が継続して実験に参加できるように思い出す必要があります。
・エレボスのデータ
本当に生真面目な子ですねえ。任務においてはその態度も大変ありがたくはありましたが、日常生活ではもっと緊張を解いてもらっても構いませんよ。冗談が言えない性格なので、言葉で人を傷つけることもあるので。
ちょっとお堅い感じで、人付き合いも嫌いなんじゃないかと思っていましたが、そんなことはなかったですね。遊びに誘ったときは、大体、一緒に遊んでくれましたよ。それに、こっちから接近していけば、向こうも結構心を開いてくれたので、友達になりがいもありました。
もし話しかけにくい雰囲気を感じたら、弓の話とか、猫の話とかから始めるとうまく行きますよ。きっと話題に乗ってきてくれますよ。そんな姿を見ていると、年頃の学生らしくて、かわいらしいんですよね。
そういえばまた、お友達と弓道に励みたいとか…。そうですね。その願いが叶ったらいいのですが。
・個人の記録
私の願いはただ一つ。チヨとまた弓道をすること。まだ、自分が置かれている状況を全て理解できたわけじゃないけど、黙っていたら何も解決しないと思う。
正直、アグライアもエレボスも、嘘ばっかりついている気がして、いい気分はしない。だけど、少なくともアグライアよりはまだエレボスの方が自分に対して誠実な態度をとってる気がして、まだ信用できる。構成員も、相対的には悪くないと思う。少なくとも、自分のことを人間扱いしてくれている。だから、とりあえずは…。ここで、がんばりたいと思う。今すぐ、行くあても無いし…。元に戻してくれるという約束も、嘘じゃないと願うしか…。
チヨは元気かな？もう昔の話だから…。成人になったはず大学に行くって言ってたから、kyんパスライフを楽しんでるかな…。もう卒業して、就職したんじゃないかな。一体、何をしているのだろう。彼氏でもできたかな？
5年経って、私はちっとも変ってないけど、チヨは変わったと思う。そう思うと、なんだか悲しいな。でも5年くらいなら、きっとチヨ、すぐに私のことが気づいてくれるよね？
きっと会えるよ、私たち、チヨ。
